空腹だと精力がアップ??

 

空腹だと精力がアップするといわれる理由は?

 

世の中には様々な精力アップを目的とした商品がありますが、最も効果が期待できるのはこれらの商品に頼らないで空腹でいることです。

 

空腹の時に精力がアップするのは、動物に備わった本能によるものです。人間を含めた動物は食べ物を得られないと栄養を補給できないので死んでしまいます。空腹状態は野生動物にとっては命の危機です。すると男性の本能は死ぬ前に少しでも子孫を残そう考えて、通常よりも精力を上げることができます。本能は満腹状態ではなかなか現れません。

 

例えば百獣の王と呼ばれるライオンも、獲物をゲットして肉や内臓を完食したら、近くを捕食対象のシマウマが通っても鋭い眼光を向けたり襲ったりすることはありません。人間の男性も満腹感に浸っている時は、パートナーから性行為を誘われても性欲が追いつきません。反対に一夫多妻制のオットセイは、1頭のオスは数十頭のメスと子孫を残すのが当たり前です。オスは繁殖期になるとほとんど食べないで交尾を行います。その方がより多くの子孫を残せると本能的に知っているためです。

 

人間においても食料が不足している地域での出生率は高いです。日本も食料が十分でなかった時代はたくさんの子供が生まれましたが、豊かになるにつれて出生率が下がっています。メタボリックシンドロームの人が増えるのに合わせて、不妊治療を受ける人も増加しています。人間がパートナーと性行為をする時は、食後が多いので、精力アップのためには腹八分目に抑えるなど工夫が必要です。

 

満腹になるまで食べると、眠気が強くなってしまいます。眠気は食欲や性欲と同じくらい生命活動に重要な欲求なので、眠いまま性行為をしてパートナーを満足させられないケースが増えています。精力アップの医薬品も満腹時には効果が薄くなります。食料が豊富で物事が便利になった社会で野生動物の本能を呼び覚ますことは簡単ではありません。しかし食べ過ぎの自覚がある場合は改善の余地があります。